陶磁器の漆継ぎ

日常で使っている陶磁器に出来たホツ(欠け)やヒビには漆継ぎを施しています。
20130717漆継ぎ-1
飛騨高山に在る古美術商『ゑま庄』店主に、
骨董品の器に金継ぎ(きんつぎ/漆で補強した上に金をのせること)をする事は
どうかと相談したところ
「本当の良いものに金継ぎをするのは美しくなるけれど、
雑器に金を施すと逆に品が無くなる」とのことでした。
確かにその言葉どおりだと思い、漆のみで補強しました。

美濃焼の産地として知られる岐阜県多治見市にあるお店の
『百草(ギャルリ ももくさ)』による、
古伊万里の写しの蕎麦猪口(そばちょこ)を14〜15年前に購入しました。
この形のラインと薄さが素晴らしい蕎麦猪口です。
しかし使っているうちにヒビが入ってしまったので漆継ぎを施しました。
20130717漆継ぎ-2
星空の白鳥座のように、羽を広げた鶴のように美しく見えました。
20130717漆継ぎ-3

しかし、ヒビに漆を染み込ませただけでは
この薄い磁器は使用によるわずかなたわみに負け
ツユがヒビ部分から滲みてしまいました。
幾度か漆を染み込ませましたがその度に同じ状況。
ヒビには漆を盛って補強しないとダメなことが解りました。

使うことと美しさを天秤にかけ
黒いヒビ筋の美しさに軍配が上がり、このままで飾っています。


北海道札幌市中央区円山の住宅設計
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2013-07-17 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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