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桂棚 引き出しの手持ち金具

桂棚 引き出しの金具図です。
20130708桂棚金具図

自作の飾り棚に似合いそうな引き出し持ち手金具のイメージは
『房(ふさ)』に決めていました。
厚みがあり、裾広がり、跳ね上がった房先。
装飾を控えた直線的なこの桂棚に似合うデザインの金具はどうしようか…。
しかし、和家具取扱いの金具カタログを見れども、ペラペラの薄い金物だったり
装飾が過ぎたりと、どれもしっくりしませんでした。

結局、金具は自作することにし、真鍮の板や角棒から削り出しました。
20130702桂棚金具
金物を作るのは時間がかかり、
家具製作4週間の日程のうち2週間分をこの金具の加工に費やすことに。

この房型の持ち手は重いので
引き出しの前板に金具の先がコツコツと当たっていました。
これでは板に傷がついてしまう…。
どうしようか…と飛騨高山の骨董店を巡っていたら
手掛け金具が当たる前板に鋲を打っている和家具を見かけました。
20130708桂棚 金具 鋲
真鍮の小さな鋲を打つことで問題解決。


柳宗悦(やなぎむねよし)氏は『用の美』の思想から民藝運動(大正15年〜)を起こし、
多くの作家が集まっていました。
そのうちのひとり、木工家にて漆芸家:黒田辰秋(くろだたつあき)氏も
家具の金具を自作されたそうです。
似合う金物を求めていくと自然と自作に向かうのではないでしょうか。
美しい家具は木だけの彫刻装飾に収まらず金具も美しさに影響されます。

その美に憧れ、近づきたかった桂棚。


北海道札幌市中央区円山の住宅設計
家と庭の設計デザイン
hausgras ハウスグラス
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2013-07-08 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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