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大晦日

大晦日ですね。

家族友人の支え、新しいご縁、
今まで以上にこれからも大切にしていきたいと、
今日は格別に振り返る一日です。
明日からまた新たなる一年。

皆様も
どうぞ良い年をお迎えになられますように。


北海道札幌市中央区円山の住宅設計
家と庭の設計デザイン
hausgras ハウスグラス
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2012-12-31 : 未分類 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

炭の音

クリスマスが過ぎ、お正月の準備で忙しくなる年の瀬。
このカオス感も日本らしい。

さて、今日は炭のお話。
子供の頃、祖父が自宅用に炭を焼いていました。
檜や杉の植林で間引きや枝打ちしたのを、手作りの炭窯で黙々と淡々と焼いている姿を
幼い私は一緒に見ているだけでした。今でもその姿を思い出します。

行平鍋の底に穴を沢山開けてあるような火熾しの鍋に小さめの炭を入れ、
ガスコンロで点火させます。
火の付いた炭を七厘に入れ、その上に大きな炭を置いて行きます。

最初はパチパチと火が燃え上がり始め、上に上にと火の粉が舞います。
しばらくして火が落ち着く頃、「ピン…キン…キン、キキン」と
何とも澄んだ音が聞こえてきます。
誰もいない台所の土間で、火の温もりと共に
ガラスが囁くような炭の音を聞いているのが好きでした。
風鈴が夏の音なら、炭の燃える音は冬の音(ね)だと思います。

炭が灰に燃えきったところで専用の炭壷に入れておしまい。

熾した炭で干した川魚を焼いたり、2つ並べたベンチに桟を渡して長靴を乾かしたり。
もうキャンプでしか炭を熾すことは無いですが、その当時は生活の一部でした。
キャンプでは私が火を熾しを担当、白い灰になるまで見守ります。
炭の火の色も温もりも音も、なんとも魅力的。

※家の中で炭を熾すことは火災や一酸化炭素中毒などの可能性があります。
取扱いにはよく調べ、相談、ご見当されることをお勧めします。


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2012-12-26 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

飛騨高山 迎賓館

飛騨高山の国道41号を南側から高山駅に入るようにある道路、
その道の高山本線跨ぐ高架橋の手前、
広い敷地の草野原の中にぽつんと建つ古い建物がありました。
建物は灰色に汚れ、窓は塞がれいてもなお
特別な建物であったであろうかつての風格と佇まいを残していました。
道を通り過ぎるたびに、住宅ではないその建物がいつも気になっていました。

偶然にも一冊の建築の本にこの建物の事が書かれており、
その存在を知る事になりました。高山の迎賓館に使われていたとのこと。
白黒の写真にはペチカ(暖炉)があり、
当時は華やかな社交場であった形跡が残されていると記載されています。

しばらくして、この迎賓館は取り壊しになると聞き
心寂しく残念に思っていました。
美しく古い建物も、また新しくとも、さまざまな理由により取り壊されていく時世。
何も力の無い私はただただフェンスごしに見つめるだけでした。

それは一転。
再び高山を訪れてみると、高山での元勤め先であるに本が置いてありました。
私が店のスタッフである時、お客様として土の話などを聞かせて頂いた方、
左官技能士挾土秀平(はさどしゅうへい)氏の本でした。
それまでの御活躍をぱらぱらとページをめくって読んでいたところ、
あの迎賓館が移築復元されていることを知り安堵しました。守られた!!と。

土を挟む、平たく秀でるとの名の通り、土にかけて熱い職人魂を持つ左官人です。
これだけのことをするのに、資金、時間、人集め、本当にどれだけ大変か。
迎賓館は『歓待の西洋室』として生まれ変わります。

建物を造るということは設計士や大工だけではありません。
左官、基礎、設備、板金、家具、まだまだ沢山の人々が携わって造りあげられます。
どれひとつとして欠けてはならない職人であり、施主もその輪の一部であります。
人の心を打つような美しい建物がこれからも生まれますように。

追記:移築前の迎賓館は漆喰ではなく石膏だったとのこと。
雨の少ないヨーロッパ等で建築材として使われていた石膏は水に弱く、
外壁にも漆喰が塗られる日本風土には合わないようでした。
しかし大正4年の建築当時、山深くにありながら栄えていた飛騨高山の街の
旦那衆、職人衆により、遠い異国の西洋建築が試みられていたのです。


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2012-12-25 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

空の雪、地上の雪

札幌の今朝の雪はふわふわと舞っています。

雪が降る日、空を見上げると雪の色は灰色なのに
地上近くの建物や樹々に入ると真っ白。
当たり前と言われればそうですが、不思議な感覚。

今宵は街もX'masの飾りが華やかなことでしょう。
素敵な夜をお過ごしください。


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2012-12-24 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

雪の楽しみ方

現在の札幌は雪が山と積もり、道路は凍りなかなか大変な状況です。
大変ですが、雪を楽しむ方向もあります。

札幌ではもっと寒くなると
肉眼で見える5mmほどの雪の結晶が見られることがあります。
はらはらと六花の雪の結晶が服に付くような時には
それはそれは感動します。

雪の結晶でまつわる話をひとつ。
『雪は天から送られた手紙である』との言葉で有名な中谷宇吉郎(ナカヤウキチロウ)氏。
昭和11年(1936年)北海道大学で低温実験室で人工雪を作ることに成功された方です。

以前北海道大学のほど近くに住んでいた頃、
大学内を散歩している途中に中谷宇吉郎氏の功績を記念した石碑がありました。
『人工雪誕生の地』と書かれ、雪の六角形を模しています。

その時は、学生の頃に教科書で習った人が此処にいたのだなと思っていただけでしたが、
功績を辿って行くと雪の結晶だけでない偉業を成し遂げた方でした。
戦前(第二次世界大戦 1939〜1945)にこのような実験が行われていたことに驚きます。
北海道で登山や山スキーをされる方はご存知かも。
十勝岳の白銀荘やニセコアンヌプリ頂上の記念碑も中谷氏ゆかりの地。

随筆家でもあることは知りませんでした。著作『雪』など。
昨日冬至をまたいだとはいえまだ夜は長く、
静かな雪の日にでも読んでみたくあります。

中谷宇吉郎氏の口癖「君、不思議だと思いませんか?」
ものごとに対して好奇心と驚きと敬慕、そして優しさを持った言葉が心に響きます。


中谷宇吉郎 雪の科学館(石川県)
北海道大学内 石碑 (中谷宇吉郎 雪の科学館 より)
北海道大学総合博物館でも展示や時折セミナーが開かれています

雪 (岩波文庫)雪 (岩波文庫)
(1994/10/17)
中谷 宇吉郎

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2012-12-22 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

格子のある家

そして、温故知新。古き良きものを現代へ。

古い町屋には路側に格子が造られることが多いのですが、
hausgrasの家でも一風変わった格子があります。
20121221-1.jpg
庭を見るときは柱が細く、
20121221-2.jpg
道や隣からの斜めから見ると柱が連なり、
内外からの視界が遮られるので開放感がありつつプライベート感も得られます。
これはこの地形であるからこそできるプランです。
家を建てる土地や周りの環境は、建物のデザインや資金的に大きな影響を与えます。

飛騨高山や京都などの昔から在る町屋には格子が造られています。
格子は道行く人からの視線を遮り、かつ、明かりや風を取り入れる工夫です。

京都では商売によって格子の造りが変わります。
酒屋格子ではぶつけても壊れないようにと太い格子。
米屋格子は同じく太い格子でベンガラなどの塗装はせず。
大事な米に色がつかないためなのでしょうか。
他にも糸屋格子、仕舞屋格子など、それぞれの格子には理由があります。
京都文化博物館内の『ろうじ店舗』でも実物が無料でご覧頂けます。



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2012-12-21 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

伝統と今、そしてこれからと

さて、飛騨高山の伝統建築の話題が続きました。
画像もない文章やリンク先だけのご紹介で申し訳ありません。
旅行もそうですが、写真のみと実体験では大きく印象が違ってきます。
ぜひとも体感なさってください。
障子紙の明かり、襖の引き手の金具装飾、囲炉裏の匂いや温もり、縁側ごしの庭の陰影…
観る方々それぞれに、かつての記憶や新たな発見が得られるはず。

日本は各地で伝統建築が残されていますので
お住まいの近くに在りましたら訪れてみてください。
日本風土に添った家造りは現在の家づくりにも参考になります。

伝統建築は当時の最先端。
また、現代建築も次の時代を作っている基盤です。

私たちの住宅思想のひとつには
昔から在ったかのような佇まいや居心地、
これから何年経とうといつでも魅力的であるように
伝統と現代と未来が結びついた住まいを生み出していくことです。


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2012-12-19 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

飛騨高山 松本家住宅

松本家住宅 江戸時代築
吉島邸、日下部邸よりもさらに古い住宅となります。

貴重な建築と思われますが、
文化財指定にはなっていないようでこの後のことが心配です。
古きものが良し、新しきものが良しと、両者を同列で比べる事はできません。
おのおのに良さ、時世があるからです。
魅力あるものらが長く残される事を心から祈ります。

この他にもご紹介したい住宅はたくさんあるのですがまた後ほど。
高山市観光情報 歴史伝統文化

こちら松本家の近く、地図の下方にある町の中の神社、
飛騨天満宮の近くに私達は住んでいました。
観光メインの古い町並みとは少し離れた場所にある松本家。
私はこのあたりから一之町まで通勤していました。そしてこの通勤路が好きでした。
高山祭りでは、祭りに携わる家々には提灯が灯され
祭りが観光だけでなく、いま、町で住んでいる人の祭りだと実感します。
その準備支度など、町の人の力があってこその高山祭り。
春、秋共に高山祭に観光される方でお時間がありましたら、
祭りが開催される夜の町を散歩されつつご覧下さい。
夜の町は静か。家々に吊るされる提灯の灯りは心に残ります。
高山祭の頃は肌寒いので羽織ものをお持ちください。


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2012-12-18 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

飛騨高山 日下部邸

日下部民藝館(国指定重要文化財)明治12年(1879年)築

北海道の歴史でいえば、明治2年(1869年)に開拓史が設置、
明治19年(1886年)北海道庁新設の頃となります。
1867年第2回パリ万国博覧会では日本が初参加。多くの工芸製品が絶賛されました。
そしてフランスにジャポニズムムーブが始まり、そして次世代にはアールヌーボーへと。
ヨーロッパと日本美が混じり合い新たな芸術が生まれた時代。
明治の頃の世の栄えかたがいかほどか、時代を遡って見てみたいです。

吉島邸の左手に隣接する日下部邸。
こちらも引けを取らぬ豪商の住宅です。
女性的な吉島邸、男性的な日下部邸と例えられる建築をご覧ください。
囲炉裏に吊るされた大きな自在鉤(じざいかぎ)も大胆。

こちらでは展示物も見所。
当時の生活道具や衣装など貴重な品が展示されています。

現代の道具も100年後にはどれだけ残されるのでしょうか。


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2012-12-17 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

飛騨高山 吉島邸

『飛騨の匠』と云われるほど優れた大工衆を生み出している飛騨高山。

高山市を訪れた際にお勧めしたい建築(商家兼住宅)をご紹介したいと思います。

吉島邸(国定指定文化財) 明治40年(1907年)築

軒先に吊るされた杉玉(杉の葉を丸くボール状に作り込んだもの)は
造り酒屋であることを示します。
古い街並みの、独特な低い軒先です。
しかし、中に入ると圧巻。
まずは誰もが上を見上げる事でしょう。ため息のでるほど美しい梁組み。
人を雇ってこの美しい柱や梁を磨かせたと文献に書かれていたと記憶しています。
この素晴らしさは人々により語りつくされておりますので、是非体感なさってください。
刻々と静かに流れる100年を超える時を感じて頂ければ。

そして、私が吉島邸でご紹介したいのは高窓の明かり。
この梁組みに陰影をもたらす明かりも粋です。
梁を照らす自然光の明かりをたどって上をご覧ください。
和紙に蠟で描かれた青海波の模様が優しく照らします。
青海波は当主の手によって描かれるそうです。

この蠟で描かれた青海波も忘れる事ができません。
私事ですが、木工を学んでいた時の飾り棚の課題では、
この和紙に蠟引きを参考に、格子状に組んだ枠に和紙を貼り草花を描きました。
後ろから光が当たると蝋の部分が明るく浮かび上がります。

開閉できるこの明かりとりは高い場所にあり、
雨などに対して耐久性を持たせるために蠟を引くとも。

明かりの取りにくい町屋での知恵と経験もまた、細やかにさりげなく在ります。


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2012-12-16 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

柱を磨く

15年ほど前に伊勢神宮を訪れた際
おかげ横町の赤福本店に立ち寄りました。
赤福餅で有名ですが建物も是非ご覧ください。

開店直前でしたが、ご好意によりお店に入らせてもらいました。
店の方が雑巾で柱や鴨居を拭いていました。
明治10年に建てられた建物は
今もなお人の手によって磨かれ続けています。

味も建物も、守り続けてきた伝統をこれからも



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2012-12-15 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

床を磨く

幸田文の著作『父』には
床の掃除の仕方が書かれています。

当時は掃除機はなく、箒と雑巾とですが参考になります。

トロトロになった木 [ YOHAKU BLOG 関連記事 ] 
家の木の色は黒でも茶でもない。
幸田文の父、幸田露伴は
人の手によって磨かれる色を知っていたのでしょう。



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2012-12-14 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

朱鞠内湖の朝

朱鞠内湖キャンプ 2004年10月20日 朝の色  [ net ak 撮影 ]

200410200634.jpg
右手に小さく写っている釣り人が風景の一部に。
つたない自負ですが、朱鞠内湖の写真の中で良く撮れ、一番気に入っている写真です。
湖面は静かで、夜中には夜釣りの人のオモリが水を叩く音やリールを巻く音が聞こえました。

200410200635.jpg
幻想的な朝の色でした。
この後、この色は瞬く間に変わっていきます



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2012-12-13 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

朱鞠内湖での出来事

2004年10月19日
朱鞠内湖で私たちはキャンプをしていました。
日が暮れていく湖畔。
朱鞠内湖 20041019
上)2004年10月19日撮影/朱鞠内湖キャンプ場にて [ net ak 撮影 ]
焚火の始末を終え、燻した香りと共にテントの中に潜り込みます。

そして眠りにつこうとした真夜中、突然「ガァガァ ガァガァ」と鴨のような鳴き声が
テントの上空を何度も近づいては遠のいていくのが聞こえてきました。
鳥は鳥目、夜は見えない種が多いのに?と気になり、テントの外に出てみました。
夜の空は天井が一番青さを増し、星は輝き、樹々の梢は真っ黒な陰となっています。

また鳴き声が聞こえてきました。「うわぁ!」それは一瞬の出来事。
黒い梢の間と夜空の深い青の中、大きな白鳥のV字の隊が
私の頭上を羽ばたいて行きました。
朱鞠内湖 白鳥の渡り
上)夜の空と木/イメージ写真 net ak



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2012-12-12 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

季節を感じる

今日の札幌は雪。
外はとても寒いし、雪は積もる。

だけれども、この寒さも暑いのも悪い事ではないと思います。
北はイヌイットが暮らし、砂漠ではベドウィンが旅をしているわけで。
ヨーロッパの気候。南国の気候。
それぞれの気候のなかで草木に花が咲き、様様な文化が生まれているのですから。


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2012-12-11 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

飛騨高山のお正月飾り【松飾り・花餅】

飛騨高山では、クリスマスツリーのように
紙細工で造られた鯛や小槌、小判などの
縁起物を糸で吊るした松飾りが飾られます。

高山で勤めていたギャラリーカフェでも飾られていました。
青葉の松に、お飾りが吊るされていくのを見て心躍ります。
お客様に喜んで頂くためのお飾りでしたがスタッフの私も密やに楽しみでした。

花餅は、良い枝振りをした切り株や丸い台座に枝を刺したものなどに
紅白の餅を小さく巻き付けた正月飾りです。
花の咲かないこの季節に華やぎをもたらします。

花餅のお飾りなどは飛騨高山の朝市でも購入して頂けます。
朝市で販売されているお餅もお勧め。
行けば必ず買ってしまう自分のためのお土産。

ちらりと雪が舞う師走、静々とお正月を迎える空気が流れていきます。


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2012-12-10 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

雪の降る境目

雪の日の、面白いと思うこと。
街から山への道に入った途端に雪降りが急に始まること。

坂を少し上る事さえ、気候は目に見えて現れます。


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2012-12-09 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

風土

【風土】
その土地の気候・地味・地勢などのありさま。
人間の文化の形成などに影響を及ぼす精神的な環境。

風と土で『風土』。本当によく表現されていると思います。


家ひとつ分ほどの隣でも
風の流れ、土の湿度、室内環境に違いが出来きてきます。
細やかな影響を見過ごさないように。



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2012-12-08 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

吉村順三『小さな森の家』

絵本のようなこの本の中には、
家づくりにおいて大切なスピリットが凝縮されています。

『小さな森の家』著者:吉村順三
20121207小さな森の家/吉村順三

吉村順三氏の、言葉や見えているもの。
静かさの中にさりげなく散らされた設計考察。
誰も写っていなくとも、人が居たと思わせるような温もりの気配。
人と家との繋がりが心地よいと感じる本です。

辿り着きたい目標となっています。


小さな森の家―軽井沢山荘物語小さな森の家―軽井沢山荘物語
(1996/04)
吉村 順三、さとう つねお 他

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2012-12-07 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

灯りを求める

日が暮れるのが早くなると灯りを求めたくなります。
20121206サヒナ灯り-1
温かみのあるランプの灯り

20121206サヒナ灯り-2
2004年10月21日撮影
ニセコサヒナキャンプ場センターハウス内にて


ニセコサヒナキャンプ場
〒048-1321 北海道磯谷郡蘭越町字湯里224番地19
営業時間 : 10:00〜19:00
TEL : 0136-58-3465 
FAX : 0136-58-2329


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2012-12-06 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

古い大工道具に魅せられて/手斧 ・釿(ちょんな・ちょうな)

飛騨高山 古美術『ゑま庄』にて
岐阜県高山市上一之町34

手斧(ちょんな・ちょうな)
日本民家の大きな梁(ウシ・牛曳(うしひき)・牛曳梁)の曲げを削る大工道具。
明治頃の品。
20121205手斧-1
20121205手斧-2
具合よい曲がりがある枝を柄にしています。

20121205手斧-3
20121205手斧-4
持ち主は左利きだったのでしょうか、左を刃の方に持つとしっくりと手に馴染みます。
野球をされている方に伺ってみましたら、サウスポーではないかとの見解。

20121205手斧-5
20121205手斧-6
店主がこの柄を見つつ「トロトロになった」との言葉が忘れられません。
まさしくとろけたような滑らかな色と手触り。
(店主より追記:塗った色では出せない人の汗やアカや、
昔の囲炉裏端の側で燻されてなんとも言えない透明感を持った黒ずみのことを
『トロトロ』『ズルズル』と業界用語で表現されるとのこと)

人の手によって使い込まれる味わいは無二のもの。

我が家では器などの古物も実用品として使っていますが、
この手斧だけは飾りとしても実用していません。
ただただ、手元に置いておきたい程の木肌に惹かれて。



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2012-12-05 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

家を建てるとき。設計士との『共感』 その2

住宅を建てる場合、設計士の自邸を見るのが判りやすい。
家は生活をする場。雑誌の中のようになかなか美しくは住みこなません。
その中でどのように工夫をしているか実際に見る体感することで
ぼんやりと思い描いていたものから道筋がはっきりとしてきます。

『共感その2』として、プライベートな趣味などもお伺いすることがあります。

現在手がけている2棟のうち1家族は、キャンプと音楽の好きなご家庭。
私たちも本州や北海道でキャンプ場を巡り、焚火などをして楽しんでいました。
こちらのご家庭では私ども2人住まいでは感じていなかった新鮮な感覚を得ることができました。
ご夫妻から1階と2階をつなぐ吹き抜けが欲しいとの希望を受けました。
どこに居ても家族の存在が感じられる吹き抜けです。

2棟目の方は本と造形が好きなご家族。
仏像がお好きで奈良によく旅行に出かけられていたそうです。
私たちも本州に居た頃は室生寺や法隆寺、などを奈良では巡りました。
仏像はあまり詳しくないのですが、
土門拳 氏の写真集を飛騨高山の図書館で読みふけっていたのを思い出し、
古いものや造形に対してどこか共通する感覚が嬉しく、また励みになっています。


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2012-12-04 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

設計士を選ぶときの指針は『共感』

ハウスメーカー、工務店、設計士、を選ぶにあたり迷われていらっしゃる方へ。

病院選びや家具選びと同じように、たくさんの情報を収集しているうちに
ご自分達の望む道が見えて来ると思います。
家造りを何処に依頼しようか迷ったときには
『共感』を多く感じたところをお勧めします。

家そのものは物質ではありますが、人が住む事で磨かれていきます。
家は生活の場であり、演出されたショールームではないと感じられるように
Staff Blogを綴っていきたいと思います。


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2012-12-03 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

気候と家と

気候に合わせて家を造る。

スペインに滞在していた際、その気候の乾燥度に驚きました。
日向は暑くとも陰に入ればさっと汗がひき、
洗濯物は外に干さなくともカラリと乾きました。
そのかわりデメリットもあり、雨が少ないスペインでは
日本ではたっぷりと使える蛇口やシャワーの水も
頼りなくチョロチョロとしか出ませんでした。

日本では南は沖縄から北は北海道まで気候の差はとても大きくなります。
雨の多い地、湿った雪の降る地、湿度が高い地、風の強い地、海の近くの地。
家を建てる際には、できるだけ建てる予定の土地に住んでいる
設計士に依頼するのをお勧めします。
実際に住んでいることにより、
メリットだけでなくデメリットもよく把握していることが大切です。

玄関から台所まで続く土間や縁側のある祖父母の家が好きでした。
南と北側の障子を開けっ放しにしていれば、
オニヤンマが部屋の中を通りすぎて飛んでいくような家で夏休みを過ごしていました。

冬の気温がとても低い北海道では
本州の日本家屋のような障子を開け広げるように大きく窓をとることは
光熱費の方面からみればとても厳しくなります。
開放感が欲しくとも、燃費や防犯、資金なども考えていかねばなりません。

私達のこの自邸でも自分達の望みと様々な妥協の狭間で
知恵と経験を絞り出し家造りをしました。


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2012-12-02 : : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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